夫婦別姓選択制実現協議会
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夫婦別氏制度に懐疑的な方へのQ&A
〜夫婦別姓にまつわる数々の誤解を解くために〜

Q1夫婦別姓を認めると、婚姻制度や戸籍制度が崩壊しませんか?
Q2夫婦別姓だと家族が 崩壊するのでは?
Q3親子別姓では子どもがかわいそうなのでは?
Q4法律婚ができなければ事実婚でいいのでは?
Q5通称の使用範囲を拡大すればいいのでは?
Q6夫婦別姓を認めると事実婚が増えませんか?
Q7氏の存続のための別姓といっても、子どもが生まれない、あるいは子どもが一人しかできないのであれば、問題を一代先送りするだけでは?
Q8女性の権利拡大につながるのでは?
Q9夫婦別姓が認められると、安易に別姓を選ぶ夫婦が出て社会が混乱しませんか?
Q10
夫婦同姓という日本の伝統が失われるのではないですか?
Q11
夫婦別姓を認めると、我が国にどんなメリットがありますか?
Q12
夫婦別姓を認めると党にとってどんなメリットがありますか?
Q13夫婦別姓は左翼思想という人がいますが本当ですか?
Q14どんな人が別姓になりたいと言っているのですか?
Q15別姓夫婦が増えると同姓夫婦が肩身の狭い思いをしませんか?
Q16別姓を望む女性は介護してくれないのでは?
Q17
200 万人の反対署名があるとききましたが、それを無視するのですか?
Q18
「別姓」というと、「別れる」というイメージが先に立ってしまって、なかなか賛成することができずにいますが・・・。



Q1
夫婦別姓を認めると、婚姻制度や戸籍制度が崩壊しませんか?
夫婦別姓を認めることは、婚姻制度及び戸籍制度の崩壊をむしろ防ぐことにつながります。婚姻のほかの要件は全て満たしているのに、別姓を望むがために結婚届を出せなかったカップルの法律婚を可能にします。いつまでも別姓での法律婚を認めないと事実婚が増え、わが国の現行の婚姻制度、ひいては戸籍制度が形骸化する危険があります。

Q2夫婦別姓だと家族が 崩壊するのでは?
二、三世帯家族で氏を異にする仲のいい家族もいます。家族の幸せに同姓は絶対条件ではありません。 家庭の事情はそれぞれ違います。夫婦が同姓か別姓かで、家庭が安定か崩壊かを判断しようとするのには無理があります。むしろ現状のまま制度が未整備だと様々な不便によりストレスが蓄積し、家庭内に要らぬ軋轢を発生させる危険性もあります。

Q3親子別姓では子どもがかわいそうなのでは?
子どもの幸せと家庭の円満は密接不可分です。別姓でも円満な家庭であれば、子どもがかわいそうということにはなりません。逆に同姓でも円満でない家庭では、子どもはかわいそうです。夫婦が同姓か別姓かで家庭の子どもの幸せを他人が判断するのにも無理があるといえるでしょう。氏の存続のために子どもを祖父母の養子とするケースもありますが、こうすると子どもを親の戸籍から出さなくてはなりません。戸籍を異にすることこそ、かわいそうだとする考え方もあります。別姓も可となれば、戸籍から出すことなく氏を継承することも可能になります。

Q4法律婚ができなければ事実婚でいいのでは?
事実婚制度を採用していないわが国では、事実婚はただの内縁です。事実婚は法的には結婚を意味しません。婚姻届を出していない(結果同じ戸籍に入っていない)男女の間では、夫婦間の義務がないがしろにされ、本来両親二人で行うべき子の養育・監護の義務についても著しく不安定な状況に置かれます。いつまでも夫婦別姓の制度化に反対している国会議員たちは実は内縁を推奨し、婚姻制度の形骸化を加速するという愚を犯しているとも言えます。

Q5通称の使用範囲を拡大すればいいのでは?
本来公的な氏ではない通称に、公的な氏(戸籍姓)と同等の意味を持たせるのは概念矛盾です。 また、戸籍上に通称を記載しなくとも、各所で通称使用範囲を拡大すればダブルネームによる無用な混乱とコストが発生します。

Q6夫婦別姓を認めると事実婚が増えませんか?
逆です。現在、婚姻届を出したくても出せずにいるカップルが法律婚をするようになり、その分事実婚が減少します。

Q7氏の存続のための別姓といっても、子どもが生まれない、あるいは子どもが一人しかできないのであれば、問題を一代先送りするだけでは?
別姓・同姓を問わず、夫婦が子を授かるかどうかは分かりません。夫婦別姓を認めたら氏の存続の全てが可能になるというわけではありません。しかし、氏の存続の可能性は高まります。氏の存続のために思い悩み婚姻届を出せずにいるカップルにとっては法律婚できるようになる法律は朗報であることは間違いありません。

Q8女性の権利拡大につながるのでは?
夫婦別姓を望んでいるのは女性ばかりではありません。婚姻の際に妻の姓に改姓した ものの、やはり自分の姓を大切にしたい男性からの要望も強くあります。女性に限らず、男女共に結婚改姓における不都合を解消するのが目的です。

Q9夫婦別姓が認められると、安易に別姓を選ぶ夫婦が出て社会が混乱しませんか?
平成14年に自民党議員有志が構想した案はその危険を回避するために、職業生活上の事情、祖先の祭祀の主宰、裁判所が適当と認めたその他の理由による家庭裁判所の許可というハードルを設けていました。また、同案では別姓の夫婦が同姓に切り替えることはできるが、すでに同姓で婚姻届を出した夫婦は別姓に切り替えることはできず、一度離婚届を出さなくてはならないとし、夫婦別姓を例外とするという歯止めも想定されていました。立法の際に何らかの工夫をすれば安易に選ぶというケースを防ぐことが可能でしょう。とはいえ、平成13年の内閣府による世論調査では、選択的夫婦別姓が施行されたら実際夫婦別姓にしたいと答えた人は全体の7.7%に過ぎません。たとえ特にハードルを設けずに夫婦別姓を認めても、社会が混乱して困るほどの大きな影響はないと思われます。

Q10夫婦同姓という日本の伝統が失われるのではないですか?
日本では古くは夫婦は別姓でした。また江戸時代には大半の国民は氏を持っていませんでした。氏を持つようになったのは明治からです。明治の最初は夫婦別姓でしたが、のちに同姓が強制されるようになりました。日本の長い歴史において夫婦同姓というのはむしろ新しく、伝統とは言えないものです。

Q11夫婦別姓を認めると、我が国にどんなメリットがありますか?
危機に瀕した法律婚制度を守ることができ、婚姻の秩序が保たれます。夫婦別姓が可能となるまで結婚や出産を先延ばしにしているカップルが結婚するため、婚姻率と出生率の上昇が期待できます。

Q12夫婦別姓を認めると党にとってどんなメリットがありますか?
無党派層の支持が期待できます。先の総選挙では、夫婦別姓を可能にする法案に賛成している議員の落選は殆どありませんでした。

Q13夫婦別姓は左翼思想という人がいますが本当ですか?
夫婦別姓が左翼思想であるというのは全くの誤解です。夫婦別姓を可能とする法改正はあくまでも婚姻制度の中での要求であって、婚姻届を出して正式に結婚したいと考えているごく普通の国民の要望です。思想に関わるような種類のものでは決してありません。また、夫婦別姓は世界中の先進国において認められており、これらの国々は共産主義国ではなく、資本主義国です。

Q14どんな人が別姓になりたいと言っているのですか?
別姓結婚を求める理由は、大きく分けて二つありす。ひとつは、職業上の理由で、もうひとつは家名存続のためです。職業上の理由では、国家資格、各種免許、研究論文、特許、登記などで本人認証が必要不可欠なケース、家名存続では、一人っ子同士の結婚、長男・長女の結婚などのケースがあります。それぞれ『通称では本人認証に問題がある』、『通称では子に継承できない』などの理由で、同姓が強制される現行の婚姻制度では婚姻届を出すのをためらうケースが多く発生しています。

Q15別姓夫婦が増えると同姓夫婦が肩身の狭い思いをしませんか?
平成13年の内閣府による世論調査では、選択的夫婦別姓が施行されたら実際夫婦別姓にしたいと答えた人は全体の7.7%に過ぎず、恐れるに足りません。また、選択的夫婦別氏制度の下では夫婦の同姓・別姓は各々の夫婦が主体的に選んだ結果ですから、誰に気兼ねすることも恥じ入ることもないはずです。同姓夫婦には今まで通り、自信を持って夫婦同姓を選んでいただけば良いと思います。

Q16別姓を望む女性は介護してくれないのでは?
同姓だったら介護ができるかというと、それほど単純な問題ではないようです。また、嫁いだ実娘など姓を異にしている子による介護を希望する人も増えています。

Q17200 万人の反対署名があるとききましたが、それを無視するのですか?
夫婦別姓を可能にする法改正に反対する200万人の署名は記録がありません。国会に提出された反対署名は平成14年の第154国会にありますが、その時の通数は54,058名です。つまり200万人署名とは公的には存在しないことを意味します。

Q18「別姓」というと、「別れる」というイメージが先に立ってしまって、なかなか賛成することができずにいますが・・・。
民法改正での別姓という制度を求めている国民は、法律に則った正式な結婚をすることを望んでいる人達です。政治家としては夫婦の実態と要件を備えている人達にはできるだけ届けを出させる制度を用意すべきなので、一般国民と違ってイメージで判断を誤らせてはなりません。 『別』という文字が誤解を招き易いというのは当たっています。


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