夫婦別姓選択制実現協議会
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HPによせられた体験談
当ホームページに寄せられた体験談の中からいくつかをご紹介いたいます。
当ホームページでは引き続き、体験談を募集しております。私も同じような経験をした!という方、どしどし体験談をお寄せ下さい。ぐっと短いものでも結構です。

【山口県周南市在住・29歳・会社役員・女性】
私は田舎の本家の長女として生まれ、男兄弟がいないために、家を継ぎなさい、と小さい頃から言われ続けてきました。
しかし、恋愛をし、結婚を約束した人と最後の最後でやはり家、名字をどちらにするか、ということやお墓のことなど、お互いが家(姓)を背負っているがために結婚することができませんでした。相手の方が長男ではなくとも、男性が名字を替えることに抵抗を感じている人が多いようです。
私は、たまたま、早くに父が倒れ、大学院を中退し、帰省して父の会社を継がざるを得なくなりました。
当時、あまり選択の余地はなかったので、帰省したまま何年も経つと、ますます家を継ぐのは私しかいない、という周りからの圧力や放棄できなくなった責任を感じています。
他人からみたら、多少豊かな生活を私のような若い年齢で送る事ができていいわね、という印象をお持ちになる方が多いようですが、一方で、恋愛しても、なかなか結婚できない私を知ると、家に縛られた人生・・・と哀れむ友人もいます。
夫婦別姓で私は色んなことから解放されるのに、と思っています。

夫婦別姓でないがために、結婚できない男女がいることは、少子化を助長することにもなります。法律改正の範囲は、多岐にわたることになると思いますが、専門家の方を踏まえて、より良い立法を期待しています。

【30代・主婦・女性】
現在結婚して2年と少しになります。
結婚の話がまとまるまで5年かかりました。その間に多大なる犠牲も払いました。
結婚する5年前の10月、現在の主人との間に子供が出来ました。当然二人は結婚し、ちゃんと育てたいという気持ちがありましたが、主人は長男、私は女系家族の長女で、両方が跡取りでした。両家の話し合いで、当然どちらがどちらに行くか?ということになりました。しかし、どちらの親も譲ろうとはせず、結局「子供はあきらめろ」と言うことになり、二人は泣く泣く別れさせられました。主人の親も嫁に来てくれたら子供を養子に出すとかそういう話も無く、自分の家のことしか考えていませんでした。私の親というより母が(母も養子取り)私が嫁に出るなら病気になっても病院にも行かないなど脅しまがいのことを言い出す始末。初めての妊娠と両方の親からの自己中心的な言葉、見えない未来への不安から私は精神的にも不安定になり、二人で何とか育てて行くという気持ちが萎えてしまいました。私もあの頃は弱かったのです。精神的にも未熟で、覚悟も足りなかったと悔やむばかりです。
その後、主人の頑張りもあり、何とか結婚まで持ち込みましたが、いったんは私の姓を名乗ることになりましたが、あくまで3年間の期間限定。3年後には主人の姓に戻り、また更に3年後は離婚し、内縁関係という手段をとるかもしれません。決め事などは正式書類を作成して・・・。夫婦別姓が認められれば、このような複雑なこともしなくて済みます。それにあの頃、夫婦別姓という選択肢があれば、皆が違う道を選ぶことが出来たと本当に悔やまれます。大人達の都合で殺してしまった命に、とても申し訳なく思います。
少子化問題だと言われる中で、跡取り問題が原因であきらめなくてはならない命がいくつあることでしょうか。きっと私達だけではないはずです。
夫婦別姓は必要ない人には必要ないものですが、必要な人達にはとても必要なものなのです。ですから、あくまで選択肢を増やし、親のエゴで苦しんでいる人達を助けて欲しいと思います。法律がきちんと整備されていないがために苦しんでいる国民が居ることを議員の方々はもっと考えるべきです。

【東京都在住・26歳・自営業・女性】
夫婦別姓が認められていると思っていたのですが、保険のコンサルタントの方が調べてくれて、認められていないと知りました。なので、保険金の受け取り人は一応互いの親にしましたが、万が一、明日に何かあった時にとても困りますよね。保険の受取人は他人でもなれるのですが、手続きが面倒のようです。
別姓にするなら子供は私の姓でいいよ、とまで決まっていたのに、籍自体を入れられないという状態になり、まさに今、修羅場です
お互いの気持ちは何一つ変わらないのに、お互いの籍に入れないという理由が二人を引き裂いていくのでしょうか。本当に悔しいです。

【東京都足立区在住・42歳・会社員・女性】
夫婦別姓制度を待って、もう何年経つのでしょう?
主人に私の姓になってくれと頼んだら「仕事上で・・・・他でもナントカカントカ無理」とのことだったので、「私も同じ理由で無理」ということで始まった夫婦別姓。
やはり姓とは選択できる余地をもってしかるべきだと思います。
アイデンテティーの問題もありますし。
年金だって結婚後にどうのこうの・・とかなってますよね?住所と名前がちがったら別人になってしまいますからね。
子どもを生むにあたっては非常に悩みましたが、2人とも小学5年・3年になりました。夫婦の姓がちがうことについては、子どもたちから質問を受けたことはありません。保育園で離婚したりしている家庭が多く子供同士で話合ったようで、弟「ウチって離婚しての?」兄「いや離婚してると一緒に住んでないよ」と会話したことはありますが。
現在では家庭裁判所に申し出たりいろいろなことをしないと子どもの性は母親の姓になります。
やっかいなこととしては、
@認知届を出す(出産前に役所にいったら、「アナタ日本人?って聞かれ、日本人だったら体内認知じゃなくても良いんだよ」と言われました。
A産院(日赤系)で産後数日後にカウンセリング室に呼ばれて、カウンセラーに今後どうするのか?(シングルマザーだと思われた)と聞かれ、夫婦別姓のことを話すと実は自分もと言って、逆にいろいろ聞かれました。(笑)
2人目の時も同じ産院だったので、また呼ばれてそのカウンセラーと雑談しました。
B子どもを主人の社会保険に加入させようとして・・・。
その健康保険組合の担当者が「妾の子を加入させるわけにはいかない」と言ったらしい。(認知しててもダメなんですね)が、主人の会社の女性担当者が押し切ってくれました。
C小学校の児童調査票に毎回「こういう理由で別姓です。入籍未届けなだけで、ごく普通の夫婦です」と書く近頃は先生も驚かないですが。
D主人の生命保険・私の生命保険の死亡保険金受取人にお互いがなるのにえらい苦労しました。が、なれました。
E住民票に「妻(未届け)」「夫(未届け)」となっている。
F子どもが0歳児で保育園に入れた時(私も正社員でフルタイムで働いてます)
「おたくは未入籍だからね」と言われた。
役所は「未入籍だろうとお二人合算の収入で保育料を決定します」だっていうのに。
税制上も全くメリットありません。
もちろん2人で働いていれば、手当てなどもらえません。
ですが、
携帯電話・スポーツクラブの家族割引にも入れるし、10年以上前と時代は変わってきているな、と感じます。
今更ですが、早く結婚式をあげさせてください。
今の私って演歌調に言うと「内縁の妻」?
すごいネガティヴで暗い響きです。
親戚には「相手の籍に入れてもらえないの?」なあんて私の母親に言ったらしです。
改正自体に時間がかかりすぎですね。
自民党の反対しているおっさんたちに直接私が話して諭したいくらいです。
夫婦2人で税金払って、なおかつ2人子どもつくって世の中に貢献しているのに、これくらいのこと、聞いてくれてもいいでしょってカンジです。

【北海道新得町在住・40歳・公務員・男性】
妻方の姓を引き継ぐために離婚届を出しました(ペーパー)。しばらくしたらまた婚姻届を出すつもりです(そのときに姓を妻方にする)。そのために自分の親との関係が悪くなってしまいました。「婿にやったつもりはない」とか「おまえは父さんを裏切るのか」などなかなか、わかってもらえません。また、仕事上でも別姓を続けていこうと考えている私にとってはその手続きも煩雑です。なにかとすっきりせず、家制度に振り回されているような感じです。憲法に「婚姻は、両性の合意のみに基いて成立し、夫婦が同等の権利を有することを基本として、相互の協力により、維持されなければならない。」書かれているように、すっきりとした形にできないものかと思ってしまいます。結婚を「(嫁・婿を)もらう、あげる」という伝統的な考えを持った方もいらっしゃることを考えると、選択的な夫婦別姓が現段階では一番いい案だと思います。

【女性】
現在、6歳と0歳の子供がいます。再婚を考えていますが、姓が変わることで、子どもに精神的苦痛を与える可能性が高く、悩んでいます。また、私自身も、仕事上姓が変わることで関わる人に対する影響が大きく、悩んでいます。一日も早い夫婦別姓を認めてもらえることを望んでいます。

【30歳・女性】
結婚時、苗字と本籍が変わってしまうことで喪失感に襲われました。できれば私の苗字・本籍に合わせてほしいと夫に言ってみましたが、夫は「自分のルーツを大切にしたい」と言い全く聞く耳持たずでした。私も同じ考えなので文句は言えません。迷った末に事実婚を提案しましたが、またもや反対されました。私が折れるしかありませんでした。
私は結婚後にある国家資格を取得する権利を得ました。免許には氏名・本籍が記載されます。自分で調べたり弁護士さんに相談したところ、旧姓での発行はできないが旧姓併記については規定がないので、担当者の裁量によるだろうということでした。勇気を出してある県の担当部署に相談してみましたが、対応は冷たく話もほとんど聞いてもらえませんでした。迷惑なのはわかりますが・・・辛かったです。
私はこの資格を、独身時に大学で取得した単位と結婚後に通信教育等で取得した単位を合わせて申請します。そのため、苗字や本籍が変更になった証明のため戸籍抄本が必要です。そこまでしているのに併記すら認められない雰囲気があるのは、自分勝手な考えかもしれませんが悲しく思います。 もうすぐ旧姓のパスポートが切れてしまいます。上の国家試験の免許もパスポートの申請も急いで行わなくてはならない事情があるのですが、夫の「姓・本籍」のみの記載ではどうしても発行する気分になれません。
併記で満足するのではありませんが、せめて証明書となるものでは旧姓・旧本籍の併記を認めてほしいものです。
その他、夫婦別姓を望んでいるというだけで「とんでもない奴だ」とか「旦那が可哀想」だと言われたりします。苗字も本籍も夫に合わせ夫に全く文句を言っていないのに、どうしてそんなに批難されなくてはならないのでしょうか。
愚痴が多くなりすぎましたので省略しますが、他にも不自由がたくさんあります。
私は夫・子(まだいませんが)・「夫の家」を大切にする気持ちは欠けていないと胸を張って言えます。
ただ、夫同様「自分のルーツを大切にしたい」のと「喪失感が辛い」のです。
夫婦別姓の話題があまり挙がらなくなり、また別姓は認められていると勘違いされている方が結構おられます。数年前のように話題に挙がることが増え、皆がこの問題を正しく認識することが必要だと思います。
勇気を出して、他の自治体にも併記のことお願いしに行こうと思います。

【北海道在住・30代・女性】
私たち夫婦は結婚後も入籍をしないで事実婚でした。しかしこのままでは扶養控除が受けられないので入籍をして夫の姓となりました。私は結婚のために引越しをしたために職場を退職しました。そして仕事を探そうと思っているうちに妊娠が分かり就職を断念しました。出産の際に子供が非嫡出子になってしまうので入籍をしようか悩みましたが後ろめたいことはないので入籍はしませんでした。お互いの家族は夫婦別姓には理解をしてくれましたが知人には入籍をしないのは女性である私のわがままだ。私が働いていないのに入籍をしなくて夫が良く耐えているなど言われてかなり不快な思いをしました。また産科の病院では入籍をしないことで不倫の子とも思われたようです。 子供が1歳になったら私も働こうと思っていたのですが子供を保育園に行かせてまで働こうとは思わないので夫の扶養控除を受けるために入籍をしました。改名をして国家資格免許、銀行と手続きがほんとに面倒です。国家資格は改名に1000円の収入印紙、自動車免許も住民票が必要です。私が就職したら苗字を戻したいと思っていますが改名の手続きはまたするのは面倒と思ってしまいます。夫婦別姓が認められれば改名も必要が無くなりますよね。今私は以前の職場で一緒だった人に声を掛けられパートで勤務をしています。入籍をした現在の苗字は他人のようで意識をしないと自分で名前を言うことや名前を呼ばれたことに反応が遅くなったりしています。早く以前に苗字に戻りたいです。切実な思いです。入籍を知らせた友人たちは「良かった。おめでとう」と言いますが私にとってはよくありません。夫婦別姓の実現を心から望んでいます。

【山口県在住・38歳・女性】
夫婦別姓に関する論議については、国での審議が棚上げされたまま進展がみられません。通称使用が浸透したからという声もきかれますが、私の職場では未だに通称(旧姓)使用が認められません。国や自治体が進める男女共同参画の取り組みからもはずれているのではないかと思います。別姓での法律婚が認められないため、私たち夫婦は数年間事実婚でしたが、諸事情からやむなく婚姻届を提出し、私が改姓せざるを得ませんでした。私生活では旧姓を名乗っていますが、一日の大半を過ごす職場で旧姓が使えないのは苦痛以外の何ものでもありません。戸籍名で呼ばれたり、書類を書いたりする度にストレスがたまります。ペーパー離婚も考えていますが、夫に難色を示され悩んでいます。少子化で一人っ子同士の婚姻、晩婚化で生活や仕事のキャリアを重ねた者同士の婚姻が増えています。どちらかが改姓しなければならないために、本来幸せ一杯であるはずの時期に多くの人が悩みを抱えています。全ての人が婚姻にあたり悩まなくてよいように、強制的にどちらかの氏を選択させられる今の制度の改正を望みます。別姓は決して家族崩壊をもたらすものではなく、一人ひとりがストレスを抱えず暮らしやすくなることで、大切な家族の絆を強くするものと信じています。

【東京都在住・35歳・女性】
27歳の時に結婚式をあげましたが、私はどうしても自分の苗字1本でこれからも生きていきたいと思っていたこともあり籍をいれない事実婚にしました。よくその理由として自分がプロフェッショナルとして仕事をしているから苗字を変えたくないのか?とか聞かれるのですが、そういう背景があるわけではありません。私はごく普通の会社員です。自分が苗字を変えるという概念自体納得していないルールなので、それを夫に強要することはできませんので、夫に苗字をかえてくれというオプションは考えられませんでした。旧姓を使いつつ新しい苗字で生活する人もいますが、それは自分の中に2つの苗字を使い分けなければならないことオフィシャルなものには戸籍上の名前を使わないといけないことがネックだったので見送りました。あれから8年がたちました。最初は軽く、いつかは夫婦別姓で法律婚が出来ると思っていましたが、35歳になった今、そんな世の中になっていないことに愕然としています。またそれだけが理由ではないですが、子供は作れる状態(だと思います)であるにも関わらず多分持たないと思うようになりました。事実婚で子供を産むのはあまり気乗りがしません。よくわからないのですが、正直めんどくさい事が子供に起こりそうなので。自分だけならいいですが、自分のポリシーのせいで人に迷惑がかかるのはイヤなのです。

何で日本はこんなにつまらない事が頑なにまかりとおったままなのでしょうか?苗字を別にしたままでどうして結婚できないのでしょうか?それで家族が崩壊するという考えが国にあるのならば外国人と結婚した夫婦はどうなるのでしょうか?そこにある論理があまりにも古臭くてはっきりいって私は日本人でいることに嫌気がさす時があります。税金はもちろんきっちり払っていますし、選挙にも必ず行きます。でもいつも自分の国に対しては不信感や期待のできない気持ちでいっぱいです。自分の国の政策には全く誇りをもてません。

外国人の友人に私は法律婚が出来ないというと全然理解してもらえません。私もどうして民法がそういうルールになっているのか理解できません。日本人の友人の多くからは「え?まだ別姓ってだめなんだっけ?」という反応をされます。

1つ強く思う事は、生きるうえでのオプションが少ない社会は様々な人を暖かく許容できない社会だという事です。そういう社会が少子化なのは当然の流れだともおもうぐらいです。少子化や格差社会に対処しようとするのならば、ぜひ「オプションの多い、フレキシブルな社会」になるような政策をすすめていくべきです。根拠のない確信ですが日本人は意外にオープンでフレキシブルな政策にうまく対処できると思います。一度やってみれば?やってみましょうよ!というのが正直な意見です。

【女性】
 私は近年結婚し、その後新たに仕事を始めました。別姓制度が認識されつつあると考えていた私は、入社しても旧姓で業務を行えると思っていたのですが、入社前に改姓している(結婚している)場合は、特に新姓を名乗ることに不便はないだろう、と言われ、旧姓使用を認めてもらえませんでした。仕事は楽しいですが、苗字で呼ばれるのが苦痛でしかたありません。名前を名乗るのが嫌なので、新しく人と会うのも苦痛になり、書類にサインをするだけで非常に悲しくなります。名刺やIDカードは見たくもありません。結婚したのだから仕方ない、と諦めなければと自分に言い聞かせ毎日葛藤していますが、どうしても自分の姓を強制的に変えられてしまうことが納得できません。どうして私のアイデンティティを強制的に変えなければならないのか、毎日悩みながら仕事をしています。このまま別姓法案が通らないなら離婚をしたほうが余程楽だと最近では思うようになりました。子どもも作る気にはなれません。改姓前はポジティブに生きられていたのに、最近は精神的苦痛が常に伴いながら暮らしています。実際に苦しむ人間が増えてきている中で、なぜ未だに別姓法案が通らないのか。国というのは結局は弱者を守ってはくれないのだと最近は確信に変わりました。

【33歳・女性・自由業・福島県在住】
 結婚前より、フリーランスのイラストレーターとして働いています。婚姻時には、しかたなく配偶者の姓を選択しましたが、仕事上は旧姓のまま通しています。現在、複数のクライアントと取り引きしています。それらは数十社ありまして、すべての会社に新しい名前を周知してもらうには、大変な労力が必要です。せっかく15年もかけて認知してもらった名前なのに、それが変わったのでは、今後の営業活動、金銭のやりとりにも混乱が予想されます。
 現在の生活で、一番困っているのが銀行口座の管理です。旧姓では身分証明ができないため、窓口では報酬を引き出せません。ATMでは取扱い額の上限があるので、これも不便です。今後は犯罪防止のため、金融機関での規制がさらに厳しくなることでしょう。せっかく稼いだお金を、自由に引き出して使えないなんて、おかしな話です。
 もうひとつ、フリーランスで働く女性に特有の問題もあります。結婚後は、いつ産休に入るか分からないため、仕事を得る上で不利益となることがあるからです。いくら自己で、しっかりスケジュール管理をしていても、色眼鏡で見るクライアントがいるかぎり、なるべくプライベートは伏せておきたいという思いがあります。
 別姓を選べずに、たいへん困っている人たちがいます。婚姻問題に直面する若い世代に、特に多いと思いますが、そういった「現場」にいる人たちの意見を、ぜひ反映させるべき事案だと考えています。1日も早く、自分本来の名前を取り戻せるよう、早期民法改正を強く望んでおります。

【38歳・女性・会社員・東京都在住】
 中学1年と小学1年の子供を持つ38歳のシングルマザーです。4年前に離婚しましたが元夫との離婚時の約束では子供たちが成人するまで夫の籍に入っていて良いとのことで名字を私だけ変えました。その後、元夫が再婚・子供が産まれた為、籍から抜けと言われ揉めましたが、籍を抜いて子供たちは名字を変えました。変えるにあたってイヤなことも沢山あったようで二度と変えたくないと言っています。私も一軒家を購入したり、仕事の面では名字の変更が2度あり、二度と変えたくありません。ですが現在付き合っている方は長男で、私の籍に入っても良いと言っておりますが、やはり年配の方達は男が名前を変えることに抵抗があります。家族親戚の反対もあり再婚することが出来ません。話し合いの結果、夫婦別姓選択制度が出来るまで籍を入れることは無理だと決めました。でも結婚して落ち着きたい、子供たちに父親を作ってやりたいと思います。通称と戸籍の名前が違っていて良いのではと言う声もありますが、戸籍上の名前と通称が違うと言うのは周りが思っているよりかなり不便です。私たちは夫婦別姓選択を心から待っています。このような人もいるのだと議員さんにお知らせください。宜しくお願いします。

【20代・女性・京都府在住】
 大学入学以来交際を続けている相手がおり、相手側の父は息子が帰省した際私のことを初めて色々と訊ねてきた。その際、私が一人娘であるが、婿が欲しいということではなく、自分の姓を非常に大事に思い、自分の姓のアイデンティティーが確立されているという理由で、相手側には改姓したくないし、また相手を自分の姓に改姓させたくないと思っている、つまり事実婚をしたいと話した。
 すると、父親は非常に保守的な人であり、「世間一般で大半が認めているわけでもなく、だいいち法律婚で認められてもいないものは許せない。お前がそんなことを考えるようになるとは、(親元から離れた)大学にやったのは間違いだった」と怒り、いくら息子が必死に話をしても耳を貸そうとせず、その話を聞くと体調が悪くなるからと、比較的息子寄りの母親も息子に話をすることを禁じたということであった。
 相手自身は私の考えを尊重する一方で、父親を非常に大事にしてきたこともあり、私さえ許してくれるなら入籍して自分の姓になって欲しい、自分の子供の代からはこんなことにはさせないと言っていた。
 しかし、私の自分の姓に対する思い入れは深く、また自分の現在の姓で近日中に論文を出したりすることが予想され、趣味で続けてきたヴァイオリンのデビュー・リサイタルをすでに行っているため、周囲に現在の自分の姓で認識されているのを変更したくない。
 相手以外に伴侶は考えられないため、破談になれば他に選ぶことはないか、あっても振り切るのに相当の時間がかかり、かなり遅くなるだろうと思う。当然子供はないか、あっても複数は難しい。少子化が問題になっているのに、こうした事情でより少子化が進んでしまう。
 また、氏が多様であることが日本の誇るべき点であるとも思っていたのに、夫婦別姓が許されなければどんどん消えていく。
 相手の父親は法律の文言にあれば、世間で認められたと考えてくれるようであると相手は言っている。一刻も早く夫婦別姓法案が通過してほしいと切望する。

(Uploaded in April, 2007)


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