夫婦別姓選択制実現協議会

07 7月, 2008

声(16)

Posted by: admin In: 協議会に寄せられた声 ()

私は40代で結婚しました。二人姉妹の長女で、男兄弟がないことが結婚の障害になりました。妹は今も独身です。1990年当時、夫婦別姓の法制化へ前進しそうな機運が高まり、それに期待しつつ、清水の舞台から飛び降りる決心で長男である夫の姓になりました。その後二人の子供(女、男)に恵まれました。先日、実家の相続や祭祀を考え、実家と子供の養子縁組の可能性を打診したところ、夫は結婚前の柔軟な態度を翻しました。既得権益は手放さない、ということですね。仕事一筋の夫と結婚した私は、自身の仕事を続けながら、子育て、夫の財産管理、一戸建ての家を取得するための資金繰り、更には姑の世話まで、すべてを一手にひ引き受けてやってきました。なのに、実家の姓を残す話合いには応じません。置かれた境遇によっては女性が著しく不利になる現行制度では、女性が自由に生きる権利が侵害されていると感じます。
「選択的夫婦別姓を認め」、「子供の姓は一定の年齢(18歳~22歳くらい?)に達した時に家族全員で協議して決める」ことが基本です。子供は全員どちらかの姓に統一する、というのでは、現状とあまり変りありません。また、法制化と同時に男性の意識の変革が必要だと思います。未だに「家制度」の亡霊が幅をきかせている。極論ですが、いっそ、男性はすべて結婚後女性側の姓を名乗るという法律を作って、それがいかに理不尽なものか、男性に実感していただきたいものです。私は今、藤村の「夜明け前」を読んでいますが、当時は養子縁組がごく日常的に行われ、家系を絶やさない装置があったことがわかります。現在の、結婚すれば男性の姓になり、養子縁組も困難、というのでは女性の人生はとてもつらい。選択的夫婦別姓を認めることにより、結婚の障害が取り除かれ、結婚数が増えるのではないかと思います。
【愛知県在住・50代・自由業・女性】

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別姓法制化を待ち望むみなさんへ

夫婦別姓を選択できるようになる制度ができるのを待ってるのに、何故できないの? そんな疑問を持つことありませんか?

夫婦別姓の制度を待っているけど、黙っていてもそのうちできるだろう・・・そんな風に考えていませんか?

黙っていても制度が自然にできることはありません。実際の法律を作るのは国会議員です。国会議員は国民の代表ですが、国会議員は国民からの要望や圧力がなければ動きません。

私たちは夫婦別姓制度の実現を本気で望んでいる人が集まって作った団体です。制度の実現のために私たちの声を国会議員に伝えようと精一杯頑張っています。

夫婦別姓制度の実現を望む方、私たちと一緒に法案実現のため努力してみませんか?

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